三国戦紀

TITLE

●メーカー :IGS / ALTA
●発売日  :1999年?月?日
●ハード  :PGM
●メディア :ROMカセット
●ジャンル :ベルトスクロールアクション
●プレイ人数:1~4人
●周辺機器 :4P通信ケーブル
●プレイ環境:アーケード版実機
●プレイ状況:孔明で1コインクリア済み

三国志を舞台とした本格ベルトアクション

IGSが1999年にリリースした作品で、西遊釋厄傳以来となるベルトアクションです。三国志が元ネタとなっており、諸葛亮や張飛、関羽、趙雲といったお馴染みのキャラクターを操作して、曹操を倒すことが最終目的となります。アイテムメニュー、しゃがみ行動、コマンド技、レベル等の要素を詰め込みつつ、多彩なルート選択も可能なつくりで、クリアまでのプレイ時間は1時間30分近くにも及びます。

1面、2面ボスが異常に強い攻めの調整や、アイテム性能の調整不足、コンボ表記に意味がない、得点システムが未成熟、進行不能バグの存在といった点に荒削りな印象を受けますが、ジャブハメによってザコ敵に苦戦しない珍しい仕様なので、ゲーム自体は後発のシリーズよりも遊びやすくなっています。

単調なプレイになりがち

ザコ敵はA攻撃の初段を当てているだけでハメることができるので、道中の緊張感がまるでなく単調なプレイになりがちです。ルート選択が調整版の「三国戦紀 スーパーヒーローズ」と比べて洗練されておらず、あっちへ行かされこっちへ行かされ…となるため、プレイ中に飽きてくる始末。コンボも爽快感がなく、システムの違いでここまで違うゲームになるのか、と驚かされました。

ソフトあれこれ

実は本作には諸葛亮が異常に強いバージョンが存在しており、このバージョンで諸葛亮を使ってプレイすれば非常に1コインクリアしやすくなっています。私の場合、アドバイスを貰いながらですが、初めて最後までプレイした時はコンティニュー1回でクリアし、次に自力でプレイした時は残機1残しで1コインクリアすることができました。なお、通常のバージョンでも諸葛亮は最強キャラとなっているので、アイテム運用を覚えればクリアは難しくないんだとか。

クリアまでのプレイ時間こそ長いですが、ザコ敵を気持ちよくまとめて処理できる初代三国戦紀も悪くないものだと思います。道中のストレスがないって素晴らしい…!

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