Nintendo Switch 2のキーカード形式について

キーカードとは?

Nintendo Switch 2で新たに登場するパッケージ版ソフトの形式の1つで、見た目は従来のゲームカードでありながら、中にゲームデータが収録されていません。

ゲームデータはインターネット接続を通して個別にダウンロードする必要があり、キーカードにはダウンロードしたデータを起動するための認証用の鍵(キー)だけが収録されています。

ダウンロードしたゲームデータはキーカードに保存されるわけではなく、Nintendo Switch 2の本体ストレージやSDカードExpressに保存する必要があります。

なお、ゲームデータダウンロード後も初回起動時のみインターネット接続が必要とのことです。

購入者側のメリット

購入者側のデメリット

将来的には使えなくなる可能性が高い

キーカードにはゲームデータが収録されていないため、ゲームデータをストア経由でダウンロードする必要があるわけですが、将来的にNintendo Switch 2のダウンロードサービスが終了した時に、ゲームデータをダウンロードしていないキーカードは鍵しかない状態のため遊ぶことができなくなります。

既にダウンロード済みであっても、初回起動時のオンライン認証を済ませていなかった場合も同様に遊ぶことができなくなると思われます。

救済措置がない限り(とてもあるとは思えませんが…)壊れていないのにゴミになってしまう。これがキーカード最大のデメリットでしょう。

早くても5年か10年、Nintendo Switchの成功を考えるとそれ以上先のことなので気の長い話ですが、コレクター心理が働く人にとっては懸念してしまいますよね。

キーカードのソフトが多い

Nintendo Switch 2のソフトをダウンロードサービスが終了した先でも遊ぶのか、そもそも本体が稼働状態で生きているのかという話は置いておくとして、やはりゲームデータが収録されている従来のゲームカードがいいという話になってきます。

しかし、2025年5月時点ではNintendo Switch 2で発売されるパッケージ版ソフトの大多数がキーカード形式となっています。任天堂のソフトは全て従来のゲームカード形式ですが、サードパーティのソフトはゲームデータ容量が小さいタイトルでさえキーカードを採用しており、ゲームカード形式を採用したソフトは僅か4本しかありません。今後殆どのメーカーがキーカードを採用するのではないでしょうか。

逆に言えば、従来のゲームカードのソフトは本数が少ないため、際限なくソフトが出ていたNintendo Switchと違って集めやすいという利点はありますが…。

今後どうなることやら…?

管理人としては、キーカード形式のソフトを買うならダウンロード版でいいという感じなんですよね。中古販売が可能というメリットはありますが基本的にソフトを売ることってないですし。なので現時点ではキーカード形式のソフト購入予定は全くなく、従来のゲームカード形式に絞って購入していくつもりです。

ダウンロード版しか出ていないゲームをパッケージ化して発売するビジネスをやっているメーカーはどうするんでしょうね。日本だとSUPERDELUXE GAMESやBundle Gamesがありますが、こうしたメーカーが従来のゲームカード形式でソフト販売を続けるかが気になります。

任天堂は現時点だとパッケージ版は全てゲームカード形式ですが、その他メーカー含め、今世代でキーカード形式に完全移行するのか、それともゲームカード形式も残るのか…今後の動向に注目です。

参考リンク

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