両替機のコインセレクターを交換

新500円硬貨を両替したい

管理人が所持している両替機「ラモンケント」は、古い機種のため2021年発行の新500円硬貨に対応しておらず、投入しても認識されずに返却されてしまいます。

2023年現在、まだ旧500円硬貨も十分に出回っているとはいえ、手にする機会がグッと増した新500円硬貨を両替できないのは不便です。

そこで、両替機内部のコインセレクターを新500円硬貨対応タイプに交換することで、新500円硬貨でも両替できるようにしようというのが今回の作業目的です。

新しいコインセレクターを注文する

私の所持している「ラモンケント」が載せ替えられる新500円硬貨対応のコインセレクターは「E-450」という機種です。まず日本コンラックスの正規代理店経由で、新500円硬貨に対応するコインセレクター「E-450」を注文します。納期は約1ヶ月で、価格は送料込で40,000円を切る程度でした。

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「E-450」は黒色の本体、新500円対応のシールが特徴です。

元々付いているコインセレクターを外す

「ラモンケント」の正面扉を開け、扉左側にあるコインセレクターを外します。両替機の基板から出ているハーネスがコインセレクターに接続されているのでゆっくりと引き抜きます。コインセレクター本体はネジ止めされておらず、2箇所のツメを外して右側に引っ張るだけで簡単に取り出せます。

取り外した日本コンラックス製コインセレクター「E-350」です。これを後継機種の「E-450」に交換します。「E-350」は用済みになりますが、動作品ですし念のため持っておくことにします。

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余談ですが、コインセレクターを取り外した状態で電源を入れると「中止」ランプが点灯し、1000円札、500円硬貨共に両替することができなくなります。

今回のように交換目的でない限り、コインセレクターは取り付けたままにしておきましょう。

新しいコインセレクターを取り付ける

古いコインセレクターを取り外した時と逆の手順で新しいコインセレクターを取り付けます。ツメに干渉しないようにコインセレクターを差し込み、最後にハーネスを差し込めばOKです。

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「E-450」をセットした状態がこちら。単純な入れ替えのみなので楽ちんですね。

動作を確認する

電源を入れて動作を確認します。当然と言えば当然ですが、新500円硬貨も旧500円硬貨も問題なく両替されました。両替速度もこれまで通りで、素早く100円硬貨が払い出されます。

あとがき

これまでは新500円硬貨をお釣りでもらったらハズレ扱いでしたが、ようやく手持ちの両替機で使えるようになりました。簡単な作業で新500円硬貨に対応可能なので満足度は高い…のですが、コインセレクターが中古両替機並に高かったので、お財布へのダメージも高くなってしまいました。

来年は新1000円札に対応する識別機への入れ替えが必要となるのですが、そちらはコインセレクターの倍近い、あるいは倍以上の価格です。想像するだけで懐事情が寒くなりますね。

新1000円札が発行されるギリギリまで識別機の購入を遅らせるのも手ですが、その時期になれば同じことを考えている人達が殺到するのは想像に難くありません。納期が数ヶ月~半年ほど遅れても困るので、来年の早い段階で購入することになりそうです。

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